【令和9年度】大阪府 | 中学校美術の実技試験ではどんなモチーフが出やすい?過去の実技問題を年度別に徹底調査!

ぶろぐ (54)

大阪府の中学校美術の教員採用試験を受験する方にとって、

「実技試験では何が出るの?」

「過去にはどんなモチーフが出た?」

「デッサンだけ練習すればいい?」

「水彩も必要?」

というのは、かなり気になるところではないでしょうか。

そこで今回は、大阪府が公開している過去の実技試験問題を中心に調べ、

大阪府・中学校美術の実技試験では、実際にどんなモチーフが出題されてきたのか?

を年度別にまとめました。

先に結論から言うと、大阪府の美術実技はかなり特徴的です。

近年は、

① モチーフを水彩で描写する課題

と

② 与えられた材料を使って立体作品を制作する課題

の2種類が出題されています。

そして、過去の問題を見ると、単純な「鉛筆デッサン」だけではありません。


目次

大阪府・中学校美術の過去の実技モチーフ一覧

まずは、確認できた過去問を年度別にまとめてみましょう。

描写課題

年度描写のモチーフ
令和8年度めがね・あひるのじょうろ・ぞうきん
令和7年度お椀・扇子・組みひも
令和6年度編みかご・ラジオペンチ・リボンテープ
令和5年度※今回確認できた資料では具体的描写モチーフを確認できず
令和4年度紙袋・ネットバッグ・洗濯ばさみ
令和3年度ポリバケツ・軍手(一組)・トング

近年だけでも、かなり具体的なモチーフが確認できます。

そして、ここから非常に興味深い傾向が見えてきます。

さつまいもとうさぎさん 150x150

実は大阪府はかなり特徴的!『水彩描写』と『立体制作』の2つの課題が出題されるよ


令和8年度のモチーフ

令和8年度の描写課題は、

・めがね

・あひるのじょうろ

・ぞうきん

でした。

白い台紙の上にこれら3つを配置し、水彩絵の具を使って描くという課題です。

鉛筆を使用してもよいとされています。

また、配置・構成は自由でした。(令和8年度大阪府実技問題)

つまり、

「与えられたモチーフを正確に観察して描く力」

だけでなく、

「自分で構成を考える力」

も必要になります。


令和7年度のモチーフ

令和7年度は、

・お椀

・扇子

・組みひも

でした。

これらを白い台紙の上に配置し、水彩絵の具で描きます。

ただし、この年には少し特徴的な条件がありました。

組みひもを一部分結んで構成すること。

そして、

組みひもは切ってはいけない。

という条件です。(令和7年度大阪府実技問題)

これは単純な静物画ではありません。

「与えられたものをどう構成するか」

という構成力も見られていると考えられます。


令和6年度のモチーフ

令和6年度は、

・編みかご

・ラジオペンチ

・リボンテープ

でした。

こちらもかなり特徴的です。

リボンテープを、

「編みかご」または「ラジオペンチ」の一部分と結びつけて構成する

という条件がありました。

さらにリボンテープは切ってはいけません。

つまり、

編みかご+金属製工具+細いリボン

という、異なる素材を描き分ける必要があります。(令和6年度大阪府実技問題)

これはかなり良い実技対策になります。


令和4年度のモチーフ

令和4年度は、

・紙袋

・ネットバッグ

・洗濯ばさみ

でした。

こちらも水彩による描写です。

配置・構成は自由でした。(令和4年度大阪府実技問題)

ここで注目したいのが、

紙袋+ネットバッグ+洗濯ばさみ

という組み合わせです。

それぞれ、

  • 紙
  • 網状の素材
  • プラスチックなど

と、質感がかなり違います。

つまり、単に形を描ければよいわけではなく、

素材感の描き分け

が重要になります。


令和3年度のモチーフ

令和3年度は、

・ポリバケツ

・軍手(一組)

・トング

でした。

こちらも水彩絵の具で描写する課題です。(令和3年度大阪府実技問題)

これも、

  • プラスチック
  • 布
  • 金属

という異なる素材の組み合わせです。

非常に大阪府らしい出題だと感じます。


大阪府では「立体」も出る!

そして大阪府の特徴として、描写だけではありません。

立体制作

も出題されています。

ここが東京都・千葉県・京都府などとは大きく違うところです。

指さしうさぎさん 150x150

他の自治体とは違う大阪府ならではの特徴だから、絶対に事前対策をしておこう!

大阪府の立体課題一覧

年度使用材料テーマ
令和8年度黒いボール紙・白いコート紙輝く
令和7年度ダンボール・毛糸・ペーパーストロー緊張と緩和
令和6年度紙コップ・白いカラーワイヤー自由設定
令和5年度竹ひご・たこ糸・半紙躍動
令和4年度厚紙・トレーシングペーパー変化


令和7年度の立体課題

令和7年度は、

ダンボールシート

毛糸

ペーパーストロー

を使って、

「緊張と緩和」

をテーマに立体作品を制作しました。

3種類すべてを使用する必要があり、着色は禁止されています。(令和7年度大阪府実技問題)

これはかなり面白い課題です。

絵の具でごまかすことができないため、

素材そのものの形・構造・空間

を使ってテーマを表現する必要があります。


令和6年度の立体課題

令和6年度は、

紙コップ

白いカラーワイヤー

を使って立体を制作しました。

テーマは、

「各自で設定」

でした。

紙コップは5個すべて使用し、ワイヤーはすべて使用する必要はありません。

また、紙コップとワイヤーへの着色は禁止されています。(令和6年度大阪府実技問題)

ここでも、

材料をどう変形・組み合わせるか

が重要になっています。


令和5年度の立体課題

令和5年度は、

竹ひご

たこ糸

半紙

を組み合わせて、

「躍動」

をテーマに立体作品を制作しました。

竹ひごは、

  • 900mm・φ1.8mm ×3
  • 360mm・φ3mm ×6

が用意され、さらにたこ糸2m、半紙2枚などが配布されています。(令和5年度大阪府実技問題)

これは、

線・面・空間

を使った立体構成の課題と考えられます。


令和4年度の立体課題

令和4年度は、

厚紙

トレーシングペーパー

を使い、

「変化」

をテーマに立体作品を制作しました。

台紙の上で自立させる必要がありました。(令和4年度大阪府実技問題)

指さしうさぎさん 150x150

与えられた紙やワイヤーを使って、着色なしで『テーマ』を立体表現する課題が多いよ!


大阪府で出やすそうなモチーフは?

過去問から「今後必ず出る」と予想することはできません。

しかし、これまでの出題を見ると、練習しておきたいモチーフにはかなり共通点があります。

特におすすめ

金属

  • ペンチ
  • ハサミ
  • スプーン
  • フォーク
  • トング
  • 金属製クリップ

紙

  • 紙袋
  • 箱
  • 紙コップ
  • 扇子
  • 新聞紙

布

  • 軍手
  • ぞうきん
  • ハンカチ
  • 布
  • リボン

紐・線材

  • 組みひも
  • 毛糸
  • 紐
  • ワイヤー

プラスチック

  • じょうろ
  • バケツ
  • 洗濯ばさみ
  • ペットボトル

籠・網

  • 編みかご
  • ネットバッグ
  • 網
さつまいもとうさぎさん 150x150

まずは家にある『質感の違うもの(ハサミ+軍手+ペットボトルなど)』を組み合わせて描いてみよう!


まとめ

大阪府の中学校美術の教員採用試験は、過去問をかなり具体的に確認できる自治体です。

特に近年は、

「水彩による描写」+「立体制作」

という2方向の実技が確認できます。

描写課題では、

身近な生活用品+異なる素材

という組み合わせが目立ちます。

そして立体課題では、

与えられた材料を加工・構成し、テーマを表現する

という課題が続いています。

そのため、大阪府の受験生は、

「デッサンだけ練習する」のではなく、

  • 水彩
  • 静物描写
  • 質感表現
  • 構成
  • 立体制作
  • 発想力

まで含めて準備しておくことをおすすめします。

特に、

金属・紙・布・紐・網・プラスチック

などの異なる素材を組み合わせた静物画を練習しておくと、本番への対応力がかなり上がるでしょう。


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