「教員採用試験って、何回目で合格する人が多いの?」
「1回目で合格できなかったら、遅いのかな?」
「2回目、3回目でも合格できる?」
教員採用試験を受験していると、どうしても気になりますよね。
特に一度不合格になると、
「周りはみんな1回で合格しているんじゃないか……」
と不安になってしまう人もいると思います。
そこでこの記事では、実際のデータを使って「教員採用試験は何回目で合格する人が多いのか」を見ていきます。
先に結論を言うと、
初受験で合格する人はかなり多いです。
一方で、2回目・3回目以降で合格する人も決して珍しくありません。
そして、5回以上受験して合格する人も実際にいます。
教員採用試験は何回目で合格する人が多い?
まず、ここが一番気になるところですよね。
資格の学校TACが公開している「教員採用試験 合格者データ集」では、初受験での合格者が約7割を占めています。
一方で、5回以上の受験を重ねて合格した人も約1割いるとされています。
つまり、TACの合格者データを見る限り、
「1回目で合格する人が圧倒的に多い」
ということは分かります。
しかし同時に、
「何度も受験して、最終的に合格する人もいる」
ということも分かります。

1回目で合格する人が約7割と一番多いけど、2回目以降で合格している人も3割近くいるよ!まずは全体の傾向を知っておこうね。
TAC(教員採用試験 合格者データ集)の合格者データ
| 合格までの受験回数 | 合格者の割合 |
|---|---|
| 初受験 | 約70% |
| 2回目~4回目 | 約20% |
| 5回以上 | 約10% |
※TACが公開している合格者データの説明に基づく大まかな区分です。全国の教員採用試験合格者全体を対象にした統計ではありません。
ここで注意したいのが、
「約7割」という数字を全国の教員採用試験合格者全体の数字だと思わないこと。
これはあくまでTACの合格者データです。
全国の自治体をすべて合わせた「受験○回目で合格」という統計は、文部科学省から公表されていません。



焦らなくて大丈夫!これはあくまで予備校のデータだし、5回以上受けて合格した人も1割いるからね。
じゃあ、全国では何人くらい受験しているの?
ここでは文部科学省の最新データを見てみましょう。
文部科学省が公表した「令和7年度(令和6年度実施)公立学校教員採用選考試験」によると、
受験者総数は109,123人
でした。
そして、
採用者数は37,375人。
競争率は、
2.9倍
となっています。
つまり、単純に人数だけを見ると、
約10万9千人が受験して、約3万7千人が採用された
という規模です。



毎年約11万人が受けて、採用されるのは約3万7千人。まずは全体の規模感を把握しておこう!
校種によっても倍率はかなり違う
「教員採用試験」と一括りにしてしまいがちですが、校種によって倍率は違います。
文部科学省の最新データでは、次のようになっています。
| 校種 | 受験者数 | 採用者数 | 競争率 |
|---|---|---|---|
| 小学校 | 34,434人 | 17,078人 | 2.0倍 |
| 中学校 | 36,621人 | 10,168人 | 3.6倍 |
| 高等学校 | 19,705人 | 5,152人 | 3.8倍 |
| 特別支援学校 | 7,252人 | 3,650人 | 2.0倍 |
| 全体 | 109,123人 | 37,375人 | 2.9倍 |
特に、
中学校は3.6倍、高等学校は3.8倍
となっています。
一方、小学校と特別支援学校は2.0倍です。
つまり、
「教員採用試験は何回受ければ受かる?」
と考えるときも、
校種・教科・自治体によって状況がかなり違う
ということを覚えておきましょう。



小学校・特支は2倍前後だけど、中・高は3.5倍以上!自分が受ける校種・教科の倍率をしっかり確認することが大事だよ。
5回以上受験して合格する人は約1割もいる
さらに注目したいのが、この数字です。
TACの合格者データでは、
5回以上受験して合格した人が約1割
とされています。
100人に置き換えると、
約10人が5回以上受験してから合格した
というイメージです。
これは、
「教員採用試験は1回で受からなければ厳しい」
というイメージとは少し違いますよね。
もちろん、受験回数が多ければ合格しやすくなるという意味ではありません。
ただ、
「3回目だからもう遅い」
「4回落ちたから自分には無理」
と考える必要もないということです。



諦める必要はないよ!大事なのは回数じゃなくて『次の試験に向けて何を改善するか』だからね。
「平均何回で合格?」という数字には注意
ここで少し注意してほしいことがあります。
ネットで教員採用試験について調べると、
「平均3回」
「平均2~3回」
などの数字を見かけることがあります。
しかし、こうした数字を全国の公式統計として扱うのは危険です。
文部科学省が公開している最新の教員採用試験統計は、
- 受験者数
- 採用者数
- 競争率
- 新卒・既卒
- 校種別
- 自治体別
などを示していますが、
「合格者が何回目の受験だったか」という全国統計は掲載されていません。
そのため、
「全国平均は○回です」
とは言い切れません。
この記事では、ここをあえて曖昧にせず、
「全国の公式な受験回数別データはない」
と明記しておきます。



ネットの『平均○回』という情報に惑わされないでね!全国共通の受験回数データは公表されていないんだ。
2回目で合格する人はどんな人?
では、2回目以降で合格する人はどうなのでしょうか。
一つ重要なのが、
1回目の受験経験をそのまま2回目に活かせる
ということです。
初受験では、
「どんな問題が出るのか」
「面接では何を聞かれるのか」
「どのくらいの時間が必要なのか」
「論作文はどんなテーマなのか」
など、分からないことがたくさんあります。
しかし、2回目になると違います。
一度、本番を経験しているからです。



1回目の試験内容や本番の雰囲気を一度経験しているから、対策が具体的に立てられるのが大きな強みだよ!
3回目・4回目で合格する人もいる
3回目や4回目になると、
「もう何年も受けているのに……」
と焦ってしまう人もいるでしょう。
でも、TACのデータでは5回以上受験して合格した人も約1割います。
つまり、
「1回目で合格しなかった=合格できない」
ではありません。
ただし、ここで注意したいのは、
「何回も受ければ、そのうち受かる」わけでもない
ということです。
3回、4回と不合格が続いているなら、
勉強時間を増やすだけではなく、戦略を変える必要があります。



ただ勉強時間を増やすだけじゃなくて、戦略をガラッと変えてみることが突破口になるよ!
何回受けても合格できない場合は「原因」を探す
例えば、次のように考えてみましょう。
| 状況 | 見直したいポイント |
|---|---|
| 一次試験で落ちる | 筆記・専門教科 |
| 教職教養が弱い | 教育法規・教育原理など |
| 専門教科が弱い | 専門科目の演習 |
| 論作文で落ちる | 構成・具体性・添削 |
| 面接で落ちる | 回答・話し方・経験の伝え方 |
| 模擬授業で落ちる | 授業構成・発問・声・視線 |
| 二次試験で毎回落ちる | 面接・論作文・実技の総合対策 |
ここを一つずつ確認します。



一次で落ちるのか、二次で落ちるのかによって対策は全く別物!まずは不合格の原因を特定しよう。
教員採用試験は昔より倍率が下がっている
もう一つ、最近の教員採用試験を考えるうえで重要なデータがあります。
文部科学省によると、令和7年度採用選考では、
全体の競争率が2.9倍
となり、過去最低でした。
受験者数も、
109,123人
で、過去最少。
一方、採用者数は、
37,375人
で、昭和61年以降最多となっています。
つまり現在は、
受験者が減少している一方、採用者数は増えている
という状況です。



全体の倍率は過去最低水準になっているよ!チャンスが増えている今こそ、しっかり対策を立てよう。
まとめ
教員採用試験は、自治体や校種によって難易度・試験内容が大きく異なります。
だからこそ、
「何回目で合格するか」だけを見るのではなく、
「自分の自治体では、どの試験で点を取れば合格できるのか」
を分析して対策していきましょう。
1回目で合格する人もいます。
2回目で合格する人もいます。
3回目以降で合格する人もいます。
大切なのは、前回の試験から何を改善して、次の試験に臨むか。
ここを意識して、次の合格を目指していきましょう。



受験回数にとらわれず、前回の反省を活かして確実にステップアップしていこう!応援しているよ!








