千葉県・千葉市の中学校美術の教員採用試験を受験する方にとって、
「実技試験では何を描くの?」
「過去にはどんなモチーフが出た?」
「デッサンを練習すればいい?」
「静物画ってどんなものを用意して練習すればいい?」
という疑問は気になるところではないでしょうか。
千葉県・千葉市の教員採用試験では、美術の実技検査が行われています。
現在の試験では、中・高共通「美術」が実技検査の対象となっており、高等学校美術の一部の特別選考でも中高共通美術と同じ実技内容が用いられています。
この記事では、千葉県教育委員会が公開している資料や過去の資料、受験者の体験談などを調べ、
「千葉県・千葉市の美術実技では、どのような課題が出てきたのか?」
をできるだけ詳しく整理します。
千葉県・千葉市の美術実技試験
千葉県・千葉市の教員採用試験では、第2次選考において中・高共通の「美術」で実技検査が実施されています。
令和8年度(令和7年度実施)の選考においても、中・高共通の美術が実技検査の対象として指定されています。
なお、高等学校の「美術・工芸」で受験する場合でも、「ちばスペシャリスト特別選考Ⅰ」では実技検査が実施され、その内容は中・高共通の美術と同じとされています。
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『中・高共通』で同じ実技検査が実施されているよ!特別選考を受ける人もチェックしておこう
【年度別:過去の実技内容】
現在ネット上で確認できる資料をもとに、年度別に整理すると次のようになります。
| 年度 | 実施年度 | 美術実技の内容 | モチーフ情報 |
|---|---|---|---|
| 令和8年度 | 令和7年度実施 | 静物画(鉛筆着彩) | 公式資料では具体的モチーフを確認できず |
| 令和7年度 | 令和6年度実施 | 静物画(鉛筆着彩) | 公式資料では具体的モチーフを確認できず |
| 令和6年度 | 令和5年度実施 | 静物画(鉛筆着彩) | 公式資料では具体的モチーフを確認できず |
| 令和5年度 | 令和4年度実施 | 静物画(鉛筆着彩) | 公式資料では具体的モチーフを確認できず |
| 平成30年度 | 平成29年度実施 | 第1次:鉛筆デッサン/第2次:静物画(鉛筆着彩) | 具体的モチーフは公式資料で確認できず |
| 平成26年度頃 | 平成25年度実施 | 静物画(鉛筆着彩) | 具体的モチーフは資料で確認できず |
この表から分かるのは、
千葉県の美術実技は、少なくとも10年以上前から「静物画(鉛筆着彩)」が重要な形式として続いている
ということです。



10年以上前から『静物画(鉛筆着彩)』が定番スタイルなんだね!
平成30年度には「鉛筆デッサン」も
平成30年度の資料を見ると、少し面白いことが分かります。
平成30年度(平成29年度実施)の資料では、
第1次選考
中・高共通 美術
鉛筆デッサン
第2次選考
中・高共通 美術
静物画(鉛筆着彩)
となっています。
つまり当時は、
一次試験 → 鉛筆デッサン
二次試験 → 静物画(鉛筆着彩)
という構成でした。
現在の試験制度とは異なる可能性があるため、そのまま現在の対策に当てはめることはできませんが、千葉県が長く「デッサン・静物画」を重視してきたことは分かります。



制度が変わっても『基礎的なデッサン力』が見られていることには変わりないよ!
千葉県の実技で重要なのは「静物画」
ここまで調べると、千葉県の実技対策で最も重要なのは、
静物画の基礎を身につけること
だと言えるでしょう。
静物画では、
- 構図
- 形態
- パース
- 明暗
- 質感
- 色彩
- 空間
- 立体感
など、さまざまな能力が必要になります。
特に「鉛筆着彩」という形式では、最初から絵の具だけで描くわけではありません。
まず鉛筆で、
形を正確に取ること
が重要です。
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まずは鉛筆でしっかり形や構図、明暗を取ることが高評価のポイントだよ
千葉県対策で練習したいモチーフ
具体的な過去モチーフが十分に公開されていないからこそ、
「過去に出た物を当てる練習」ではなく、「どんな静物でも描けるようにする練習」
がおすすめです。
例えば、以下のようなものを用意してみましょう。
① 瓶
おすすめ度:★★★★★
瓶は、
- 円柱
- 楕円
- ガラス
- 透明感
- 光の反射
など、さまざまな要素を練習できます。
② 缶
おすすめ度:★★★★★
缶も非常におすすめです。
円柱の形を正確に取るだけでなく、金属の質感や光沢も練習できます。
③ 箱
おすすめ度:★★★★★
箱はパースの練習に最適です。
- 横線
- 縦線
- 奥行き
- 面の明暗
を意識して描きましょう。
④ 布
おすすめ度:★★★★★
布は静物画で非常に重要な練習モチーフです。
シワ、重なり、柔らかさ、陰影などを表現する必要があります。
⑤ カップ
おすすめ度:★★★★☆
カップは円柱と楕円の練習になります。
陶器ならマットな質感、ガラスなら透明感など、素材を変えて練習するのもおすすめです。
⑥ 果物
おすすめ度:★★★★☆
りんご、オレンジ、レモンなどは球体の練習になります。
ただし、果物だけではなく、硬い人工物と組み合わせるのがおすすめです。



どんな物が来ても対応できるように、まずは『基本の形や質感』が学べる身近なモチーフから練習しよう
千葉県の美術実技は難しい?
「静物画(鉛筆着彩)」と聞くと、
「美大受験レベルの絵を描かないといけないのでは?」
と思う人もいるかもしれません。
しかし、教員採用試験の実技は、美術大学の入試とは目的が違います。
千葉県の選考方針では、実技について、志願する校種・教科で求められる内容を基準とし、その達成度を5段階で評価するとされています。
つまり、
芸術作品としての完成度だけを競う試験ではありません。
美術の教員として必要とされる基礎的な技能を、一定水準以上で発揮できることが重要です。



求められているのは『美術教員としての基礎的な指導力・技能』だから、基本を丁寧に抑えればOK
まとめ|千葉県の美術実技は「静物画対策」が基本
千葉県・千葉市の中学校美術の教員採用試験について調べると、東京都のように過去の具体的なモチーフが大量に公開されているわけではありません。
しかし、公式資料からは、
「静物画(鉛筆着彩)」
が長年にわたって実施されていることが確認できます。
また、過去には一次選考で鉛筆デッサン、二次選考で静物画(鉛筆着彩)が行われた年度もあります。
そのため、千葉県を受験する人は、
①鉛筆デッサン
②静物画
③水彩による着彩
の3つを重点的に練習しておくとよいでしょう。
具体的なモチーフを予想することも大切ですが、それ以上に、
「初めて見るモチーフでも描ける」
という力を身につけることが重要です。
まずは自宅にある、
- 瓶
- 缶
- 箱
- カップ
- 布
- 果物
- 紙袋
- 金属製品
などを使って静物画を描いてみましょう。
そして、慣れてきたら複数のモチーフを組み合わせ、本番を想定して時間を測って制作してください。



まずは家にある瓶や箱から描き始めてみよう!
参考にした資料
千葉県教育委員会では、過去の教員採用選考について、令和5~7年度の実技検査概要などを公開しています。
また、過去の資料では平成30年度の実技内容として、一次選考の鉛筆デッサン、二次選考の静物画(鉛筆着彩)が確認できます。
なお、この記事で紹介した「過去の実技形式」は年度によって変更される可能性があります。受験する年度の最新の実施要項・実技検査概要を必ず確認してください。








